カードカレンダー・ポケットカレンダー 一口コラムその1

材質は印刷された厚紙にフィルムコーティングした物が一般的で、ラミネート加工、プラスチック成型などの物も稀に見られます。
大きさは、名刺サイズ〜トレーディングカードサイズの中に、ほぼ収まるサイズ規格です。
基本的に無料配布ノベルティーなので、なんらかの宣伝広告/告知が、タイアップでなされている宣材グッズと言えます。

「秋田書店」プレイコミック広告付カードカレンダーで「宇宙海賊キャプテンハ−ロック」の、記念すべき一枚目でもある77年下半期カードカレンダーです。もちろんこの時期ハ−ロックは、未だ「テレビアニメ化」されてはおらず、プレイコミックと云う「アダルト青年コミック雑誌」の、宣伝ノベルティーとして製作された、ポケットカレンダーとなっています。 「秋田書店」プレイコミック/ノベルティーカードカレンダー/キャプテンハ−ロックの第2弾は、78年上半期カレンダーで、当時のポスタ−ピンナップや、後に「LDBOX」のボックスアートにも採用されたあまりにも有名な「松本イラスト」をフュ−チャ−したもので、この3月に、朝日テレビ/TVアニメ「宇宙海賊キャプテンハ−ロック」がTV放映を開始しています。
「秋田書店」プレイコミック/ノベルティーカードカレンダー/キャプテンハ−ロックの第3弾。78年下半期カレンダーとなります。アニメ放映も定着し、カードの図柄もアニメからの絵をフュ−チャ−した物となっています。と同時に原作漫画が「プレイコミック」にて、連載中で在るとのコピーが初めて入りました。 「秋田書店」プレイコミック/ノベルティーカードカレンダー通算第4弾。79年上半期カレンダーで、前年より放送中であったテレビアニメ「宇宙海賊キャプテンハ−ロック」はこの時期、好評のうちに放映終了を迎えております。
「秋田書店」マイアニメ/ノベルティーカードカレンダーで、ハ−ロック物としては通算第5弾。東映劇場長篇映画「我が青春のアルカディア」の、タイアップ広告をフュ−チャ−した[82年下半期カレンダー]。ちなみに映画はこの8月に劇場公開されており、9月には舞台を[TBS放映によるテレビアニメ] に移し、「無限軌道SSX」として後半ストーリーが描かれました。雑誌「マイアニメ」とは当時、空前のアニメブームと言われていた最中、他出版社同様「秋田書店」が出版していたアニメ総合情報誌でした。 「徳間書店」アニメ−ジュ/ノベルティ−カードカレンダーで、78年上半期、80年4ヵ月の[12ヵ月 ]タイプ。松本系カードカレンダーの中においては、唯一ノンキャラクターのオリジナルイラスト採用物です。徳間書店によって、現在まで出版され続けている、長寿アニメ総合情報誌「アニメ−ジュ」の、記念すべき創刊を知らせる書店配布告知ノベルティーで、当時「ロマンアルバム」は「テレビランド増刊」、「アニメ−ジュ」は「別册テレビランド」として創刊されており、改めて当時の徳間書店における[TVキャラクター情報]の看板少年誌であった、「テレビランド」の偉大さを感じずにはいられません。ちなみにこのイラストの初出典は、77年12月に徳間書店より発刊された、記念すべき松本零士イラスト画集物の第1号「松本零士の世界」の為に、松本氏が書き下ろしたとされる物です。